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『菊人形』
ふりがな文庫
『
菊人形
(
きくにんぎょう
)
』
田端の高台からずうっとおりて来て、うちのある本郷の高台へのぼるまでの間は、田圃だった。その田圃の、田端よりの方に一筋の小川が流れていた。関東の田圃を流れる小川らしく、流れのふちには幾株かの榛の木が生えていた。二間ばかりもあるかと思われるひろ …
著者
宮本百合子
ジャンル
文学 > 日本文学 > 評論 エッセイ 随筆
初出
「大衆クラブ」1948(昭和23)年第9号
文字種別
新字新仮名
読書目安時間
約16分(500文字/分)
朗読目安時間
約27分(300文字/分)
作品に特徴的な語句
小督
(
こごう
)
錺屋
(
かざりや
)
鏑木
(
かぶらぎ
)