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『狐の姐さん』
ふりがな文庫
『
狐の姐さん
(
きつねのねえさん
)
』
七月○日火曜日 散歩。 F子洗髪を肩に垂らしたまま出た。水瓜畑の間を通っていると、田舎の男の児、 狐の姐さん!化け姐さん! と囃した。 七月○日水曜日 三時過から仕度をし、T・P・W倶楽部の集りに出かけた。A新聞の竹中さんとP夫人の肝煎り。 …
著者
宮本百合子
ジャンル
文学 > 日本文学 > 日記 書簡 紀行
初出
「新潮」1927(昭和2)年9月号
文字種別
新字新仮名
読書目安時間
約3分(500文字/分)
朗読目安時間
約4分(300文字/分)
作品に特徴的な語句
確
(
しっか
)
山梔
(
くちなし
)