トップ
>
『金色の秋の暮』
ふりがな文庫
『
金色の秋の暮
(
きんいろのあきのくれ
)
』
十月三十一日晴 起きてみると誰の姿も見えず。庭の方でYとSさんらしい声がする。顔を洗っていると、さだが「おや」と裏の方から出て来た。 雨戸にかんかん日がさしている。芝生で椅子を並べ、Sさん、Yが支払いの帳面しらべをする手伝いをさせられていた …
著者
宮本百合子
ジャンル
文学 > 日本文学 > 評論 エッセイ 随筆
初出
「サンデー毎日」1927(昭和2)年1月1日号
文字種別
新字新仮名
読書目安時間
約4分(500文字/分)
朗読目安時間
約7分(300文字/分)
作品に特徴的な語句
銀杏
(
ぎんなん
)
笊
(
ざる
)