拝復。島木さんの事について何か書くようにとの御手紙を頂きましたので、考えてはみましたが、私は同氏から稀に御手紙は頂戴しておりましたものの、御目にかかったのは前後にただ一度だけ、それも宴会の席上でちょっと御挨拶をしたばかりでありまして、同氏の …
著者 | 寺田寅彦 |
ジャンル | 文学 > 日本文学 > 日記 書簡 紀行 |
初出 | 「アララギ 第十九巻第十号 島木赤彦追悼号」1926(大正15)年10月10日 |
文字種別 | 新字新仮名 |
読書目安時間 | 約2分(500文字/分) |
朗読目安時間 | 約2分(300文字/分) |