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『あやどり』
ふりがな文庫
『
あやどり
(
)
』
静けき海のかなた、 日影しのびいる、森の奥に、 彩鳥の声すと、きゝぬ。 その音は、裂けし白玉の 一片にも似て、 いささかの悲しみをやる。 いねがたき夏南国! 浪のよるひるも、起きぶして、 いかばかり彩鳥の音の恋ひしき。 …
著者
漢那浪笛
ジャンル
文学 > 日本文学 > 詩歌
初出
「沖縄毎日新聞」1911(明治44)年6月2日
文字種別
新字旧仮名
読書目安時間
約1分(500文字/分)
朗読目安時間
約1分(300文字/分)
作品に特徴的な語句
一片
(
ひとは
)
恋
(
こ
)
彩鳥
(
あやどり
)