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『あやしき楽の音』
ふりがな文庫
『
あやしき楽の音
(
あやしきがくのね
)
』
かつて、きゝし折りなき楽の音! 今宵、心にしのび入る。 絃はわななき震ひ、 果ては——蒼き涙にむせぶ。 眼に見ゑず、心にとまるメロディよ! 知らず、深き迷ひにいらしむ。 吾れはなつかしき女の声とや聞き、 底なき闇の中、メロディの消ゆる処へ …
著者
漢那浪笛
ジャンル
文学 > 日本文学 > 詩歌
初出
「沖縄毎日新聞」1911(明治44)年6月2日
文字種別
新字旧仮名
読書目安時間
約1分(500文字/分)
朗読目安時間
約1分(300文字/分)
作品に特徴的な語句
女
(
ひと
)
絃
(
いと
)