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『山想う心』
ふりがな文庫
『
山想う心
(
やまおもうこころ
)
』
星の鈍くまたたく夜、麦田の上を身を切るような風が渡る。外套の襟を深く立てて東京へ行く一番列車に乗るべく急ぐ田舎道は、霜柱が夜目にも白く、ざくりざくりと足の下に砕ける音を聞いていると、そぞろ山が思い出されてくる。こんな夜の山の寒さはまた格別で …
著者
松濤明
ジャンル
歴史 > 地理・地誌・紀行 > 日本
ジャンル
芸術・美術 > スポーツ・体育 > 戸外レクリエーション
文字種別
新字新仮名
読書目安時間
約4分(500文字/分)
朗読目安時間
約6分(300文字/分)
作品に特徴的な語句
一入
(
ひとしお
)
幽邃
(
ゆうすい
)
標榜
(
ひょうぼう
)