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『喜光寺』
ふりがな文庫
『
喜光寺
(
きこうじ
)
』
佐紀の村外れから、郡山街道について南へ下ると、路の右手に當つて、熟れかかつた麥の穗並の上に、ぬつとした喜光寺の屋根が見える。 立停つて疲れたやうな屋根の勾配を見てゐると、これまでの旅につひぞ覺えのない寂しい心持になつて來る、どうしたといふの …
著者
薄田泣菫
ジャンル
文学 > 日本文学 > 評論 エッセイ 随筆
初出
「新小説」1908(明治41)年10月
文字種別
旧字旧仮名
読書目安時間
約4分(500文字/分)
朗読目安時間
約6分(300文字/分)
作品に特徴的な語句
整
(
ととの
)
露出
(
むきだ
)