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草莱
ふりがな文庫
“草莱”のいろいろな読み方と例文
読み方
割合
さうらい
50.0%
そうらい
50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
さうらい
(逆引き)
それさへ
狐兎
(
こと
)
の
踰
(
こ
)
ゆるに任せ
草莱
(
さうらい
)
の埋むるに任せたる事、勿体なしとも悲しとも、申すも畏し憚りありと、心も忽ち掻き暗まされて、夢とも
現
(
うつゝ
)
とも此処を何処とも今を何時とも分きがたくなり
二日物語
(新字旧仮名)
/
幸田露伴
(著)
是
(
かく
)
の如き才を
草莱
(
さうらい
)
に埋めて置かないで、下総守になり
鎮守府
(
ちんじゆふ
)
将軍になりして其父の後を
襲
(
つ
)
がせ、朝廷の為に用を為させた方が、才に任じ能を挙ぐる
所以
(
ゆゑん
)
の道である、それで或は将門を
薦
(
すゝ
)
むる者もあり
平将門
(新字旧仮名)
/
幸田露伴
(著)
草莱(さうらい)の例文をもっと
(2作品)
見る
そうらい
(逆引き)
茫々
(
ぼうぼう
)
たる曠野、
草莱
(
そうらい
)
いたずらに茂って、千古ただ有るがままに有るのみなのを見て、氏郷は「世の中にわれは何をかなすの原なすわざも無く年や経ぬべき」と
歎
(
たん
)
じた。
蒲生氏郷
(新字新仮名)
/
幸田露伴
(著)
轡
(
くつわ
)
を執っていた子貢が、いまだ子路を見ずしてこれを褒める理由を聞くと、孔子が答えた。
已
(
すで
)
にその領域に入れば
田疇
(
でんちゅう
)
ことごとく治まり
草莱
(
そうらい
)
甚だ
辟
(
ひら
)
け
溝洫
(
こうきょく
)
は深く整っている。
弟子
(新字新仮名)
/
中島敦
(著)
草莱(そうらい)の例文をもっと
(2作品)
見る
草
常用漢字
小1
部首:⾋
9画
莱
漢検準1級
部首:⾋
10画
“草”で始まる語句
草鞋
草
草履
草臥
草叢
草原
草木
草鞋穿
草花
草双紙
“草莱”のふりがなが多い著者
幸田露伴
中島敦