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爺
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じん
ふりがな文庫
“
爺
(
じん
)” の例文
「そんなこと言ったって、
爺
(
じん
)
つあまや。何しろまだ十六だもの……
裁縫
(
てど
)
習
(
なれ
)
えにもやんねえのだもの、
考
(
かんげ
)
えで見ればこのわらしも……」
緑の芽
(新字新仮名)
/
佐左木俊郎
(著)
「落ち穂ぐれえ
喰
(
か
)
ったって。——そんより、医者さでも掛かるようになったら、なんぼ損だかわかんねえべちゃ、
爺
(
じん
)
つあんはあ!」
山茶花
(新字新仮名)
/
佐左木俊郎
(著)
菊枝の母が、若い年で死んだ時などは、村中に「あの
爺
(
じん
)
つあまに追い廻されちゃ……よっぽどの
稼人
(
かせぎて
)
だって死んでしまうべさ!」
駈落
(新字新仮名)
/
佐左木俊郎
(著)
「落ち穂なんか、
孩子
(
わらし
)
どもに拾わせたっていいのだから、無理しねえで、休んでればいいんですのに、
爺
(
じん
)
つあんは……」
山茶花
(新字新仮名)
/
佐左木俊郎
(著)
この水色の蝙蝠、
高
(
たげ
)
えもんだぢな。なんだが、父つあん、借金して来た風だぞ。
爺
(
じん
)
つあんさ見せっと、まだは、
喧
(
やかま
)
しくて仕様ねえがら、見せんなよ。
駈落
(新字新仮名)
/
佐左木俊郎
(著)
▼ もっと見る
「
爺
(
じん
)
つあん。そんな無理なごとしねえで、少し休んだらよがあめんがな?」と長作は、やや語調を強めて言った。
山茶花
(新字新仮名)
/
佐左木俊郎
(著)
「いいども、
爺
(
じん
)
つあんはあ、なんぼか悦ぶべ。」
駈落
(新字新仮名)
/
佐左木俊郎
(著)
“爺(おじいさん)”の解説
おじいさん(お爺さん/お祖父さん)は、日本語において、直系尊属2親等にあたる男性(祖父)、もしくは高齢の男性を指す一般語として使用される。対義語はおばあさん、または孫息子。
(出典:Wikipedia)
爺
漢検準1級
部首:⽗
13画
“爺”を含む語句
老爺
阿爺
爺様
親爺
父爺
爺々
爺婆
因業爺
爺奴
爺親
狸爺
中爺
山爺
爺樣
好々爺
御爺
国姓爺
花咲爺
爺仁
頑固爺
...