“孩子”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
わらし33.3%
あかご33.3%
おさなご16.7%
がいし16.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
孩子わらしどもだのなんのって言ってっと、まだはあ、長びく原因もとで、去年のように、拾わねえうぢに、みんな雀にってしまうがら……
山茶花 (新字新仮名) / 佐左木俊郎(著)
血も涙も無い優勝劣敗掴み取りのタダ中に現在の日本が飛込むのは孩子あかごが猛獣のおりの中にヨチヨチと歩み入るようなものであります。
父杉山茂丸を語る (新字新仮名) / 夢野久作(著)
「『また孩子おさなごを取りて、彼等の中に立てて、さて‥‥』」
今や「平和」なる一孩子がいし、世に出づ。知悉しりつくす、前途茫々、行路峭※せうかくたるを。大喝迷霧をはらふは吾人の願ふ所にあらず、一点の導火となりて世の識者を動かさん事こそ、吾人が切にみづかたのむところなれ。
「平和」発行之辞 (新字旧仮名) / 北村透谷(著)