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烟管
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パイプ
ふりがな文庫
“
烟管
(
パイプ
)” の例文
原口さんは開会の前日検分の為
一寸
(
ちよつと
)
来
(
き
)
た。腰掛に腰を卸して、
久
(
ひさ
)
しい
間
(
あひだ
)
烟管
(
パイプ
)
を啣へて眺めてゐた。やがて、ぬつと立つて、場内を一順丁寧に
回
(
まは
)
つた。
三四郎
(新字旧仮名)
/
夏目漱石
(著)
「
遣
(
や
)
つて
来
(
き
)
たね」と云つて
烟管
(
パイプ
)
を
口
(
くち
)
から取つて、
小
(
ち
)
さい
丸卓
(
まるテーブル
)
の
上
(
うへ
)
に置いた。
燐寸
(
マツチ
)
と灰皿が
載
(
の
)
つてゐる。椅子もある。
三四郎
(新字旧仮名)
/
夏目漱石
(著)
「もう一時間ばかり」と美禰子も
小
(
ちい
)
さな声で答へた。三四郎は又
丸卓
(
まるテーブル
)
に帰つた。女はもう
描
(
ゑが
)
かるべき姿勢を取つた。原口さんは又
烟管
(
パイプ
)
を
点
(
つ
)
けた。
画筆
(
ブラツシ
)
は又動き
出
(
だ
)
す。
三四郎
(新字旧仮名)
/
夏目漱石
(著)
烟
漢検1級
部首:⽕
10画
管
常用漢字
小4
部首:⽵
14画
“烟管”で始まる語句
烟管屋
烟管挿
烟管筒
烟管掃除