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拈
ふりがな文庫
“拈”のいろいろな読み方と例文
読み方
割合
ひね
71.8%
ねん
20.5%
ね
2.6%
ひ
2.6%
より
2.6%
▼ 他 2 件を表示
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
ひね
(逆引き)
忽
(
たちま
)
ち
衣嚢
(
かくし
)
を探りて先刻のコロップを取出し
宛
(
あたか
)
も初めて
胡桃
(
くるみ
)
を得たる小猿が其の
剥方
(
むきかた
)
を知ずして
空
(
むなし
)
く指先にて
拈
(
ひね
)
り廻す如くに其栓を
血の文字
(新字新仮名)
/
黒岩涙香
(著)
拈(ひね)の例文をもっと
(28作品)
見る
ねん
(逆引き)
一茎草を
拈
(
ねん
)
じて丈六の仏に化することもわるくないが、私は草の葉の一葉で足りる。足りるところに、私の愚が穏坐している。
白い花
(新字新仮名)
/
種田山頭火
(著)
拈(ねん)の例文をもっと
(8作品)
見る
ね
(逆引き)
和服の者は懐中へ筆記帳を四五冊無理やりに
拈
(
ね
)
じ込み、右の手の人差指一本だけ袖口からちょいと出して、それへインキ壺を引っ懸けて行く。
The Affair of Two Watches
(新字新仮名)
/
谷崎潤一郎
(著)
拈(ね)の例文をもっと
(1作品)
見る
▼ すべて表示
ひ
(逆引き)
しかし「さあ、七銭からとお銭、飛んで十と五銭——」と
弾
(
はず
)
んで、
競
(
せ
)
り声を立てゝいる酒問屋の息子の手に品物が
拈
(
ひ
)
ねられる度びに、本能的に、きらりと光る注意の眼が品物に注がれました。
生々流転
(新字新仮名)
/
岡本かの子
(著)
拈(ひ)の例文をもっと
(1作品)
見る
より
(逆引き)
其の袋を取ってぱっと投げますると、風が這入って袋の
拈
(
より
)
が戻ったから、中からブウンと蚊が飛び出しました。
業平文治漂流奇談
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
拈(より)の例文をもっと
(1作品)
見る
拈
漢検1級
部首:⼿
8画
“拈”を含む語句
拈華微笑
拈出
拈定
拈花
拈香
手拈
拈弄
拈繰
拈繰返
拈華
拈華坊
拈華瞬目
拈転
拈轉
拈込
掻拈
“拈”のふりがなが多い著者
尾崎紅葉
黒岩涙香
橘外男
三上於菟吉
水野仙子
久保田万太郎
三遊亭円朝
谷崎潤一郎
内田魯庵
島崎藤村