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我児
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わがこ
ふりがな文庫
“
我児
(
わがこ
)” の例文
旧字:
我兒
地獄の口の
開
(
あ
)
いた中から、水と炎の渦巻を浴びて、
黒煙
(
くろけむり
)
を
空脛
(
からすね
)
に踏んで火の粉を泳いで、背には清葉の
継
(
まま
)
しい母を、胸には捨てた(坊や。)の
我児
(
わがこ
)
を、
大肌脱
(
おおはだぬぎ
)
の胴中へ
日本橋
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
その
中
(
うち
)
にお豊は殊更元気よく歩いて行く金ボタンの学生を見ると、それが果して大学校の生徒であるか否かは分らぬながら、
我児
(
わがこ
)
もあのような立派な学生に仕立てたいばかりに
すみだ川
(新字新仮名)
/
永井荷風
(著)
何よりも先に考えるのは
我児
(
わがこ
)
の事だ、ここまで来ると、ルンペンも華族もタダの人間だ。
超人鬚野博士
(新字新仮名)
/
夢野久作
(著)
雪中の
死骸
(
しがい
)
なれば
生
(
いけ
)
るがごとく、
見知
(
みしり
)
たる者ありて
夫婦
(
ふうふ
)
なることをしり、
我児
(
わがこ
)
をいたはりて袖をおほひ夫婦手をはなさずして
死
(
しゝ
)
たる心のうちおもひやられて、さすがの
若者
(
わかもの
)
らも
泪
(
なみだ
)
をおとし
北越雪譜:03 北越雪譜初編
(新字旧仮名)
/
鈴木牧之
、
山東京山
(著)
あとに
我児
(
わがこ
)
の靴のおと。
晶子詩篇全集
(新字旧仮名)
/
与謝野晶子
(著)
▼ もっと見る
其
(
そ
)
の
中
(
うち
)
にお
豊
(
とよ
)
は
殊更
(
ことさら
)
元気よく歩いて
行
(
ゆ
)
く金ボタンの学生を見ると、それが
果
(
はた
)
して大学校の生徒であるか
否
(
いな
)
かは
分
(
わか
)
らぬながら、
我児
(
わがこ
)
もあのやうな
立派
(
りつぱ
)
な学生に仕立てたいばかりに
すみだ川
(新字旧仮名)
/
永井荷風
(著)
我児
(
わがこ
)
危い、
目盲
(
めし
)
いたか。罪に落つる谷底の
孤家
(
ひとつや
)
の灯とも
辿
(
たど
)
れよ。
草迷宮
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
我児
(
わがこ
)
の手からすと離れ
晶子詩篇全集
(新字旧仮名)
/
与謝野晶子
(著)
我児
(
わがこ
)
ぞ病める。
晶子詩篇全集
(新字旧仮名)
/
与謝野晶子
(著)
我
常用漢字
小6
部首:⼽
7画
児
常用漢字
小4
部首:⼉
7画
“我”で始まる語句
我
我儘
我慢
我家
我邦
我々
我身
我等
我輩
我執