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弥立
ふりがな文庫
“弥立”の読み方と例文
旧字:
彌立
読み方
割合
よだ
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
よだ
(逆引き)
強き光に打たれなば、消えもやせんと見えけるが、今泰助等を見たりし時、物をも言わで
莞爾
(
にっこり
)
と白歯を見せて笑める様は、身の毛も
弥立
(
よだ
)
つばかりなり。
活人形
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
僕は下宿屋や学校の寄宿舎の「まかない」に
饑
(
うえ
)
を
凌
(
しの
)
いでいるうちに、身の毛の
弥立
(
よだ
)
つ程厭な菜が出来た。
雁
(新字新仮名)
/
森鴎外
(著)
あれ程までに
足掻
(
あが
)
きつ
踠
(
もが
)
きつして穿鑿しても解らなかった
所謂
(
いわゆる
)
冷淡中の一
物
(
ぶつ
)
を、今訳もなく造作もなくツイチョット突留めたらしい心持がして、文三覚えず身の毛が
弥立
(
よだ
)
ッた。
浮雲
(新字新仮名)
/
二葉亭四迷
(著)
弥立(よだ)の例文をもっと
(9作品)
見る
弥
常用漢字
中学
部首:⼸
8画
立
常用漢字
小1
部首:⽴
5画
“弥”で始まる語句
弥
弥生
弥陀
弥撒
弥次馬
弥勒
弥次
弥々
弥縫
弥増
“弥立”のふりがなが多い著者
尾崎紅葉
二葉亭四迷
三遊亭円朝
泉鏡花
島崎藤村
森鴎外