“崇拝”の読み方と例文
旧字:崇拜
読み方割合
すうはい100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
松野が馬鹿に僕を崇拝すうはいするんで、妹にその気持ちが乗り移ったんですよ。その上この間のN展覧会場で一寸僕に会ったんですよ。
好い手紙 (新字新仮名) / 岡本かの子(著)
京子の崇拝すうはいする小説家としてお茶の会などには招いたこともあるので、蘭堂が犯罪捜査などには仲々腕のあることもよく知っていたのだ。
恐怖王 (新字新仮名) / 江戸川乱歩(著)
そしてわたしはうとうと寝入りながら、これを名残なごりにもう一遍いっぺん、信頼をこめた崇拝すうはいの念をもって、その面影にひしとばかりとりすがった。……
はつ恋 (新字新仮名) / イワン・ツルゲーネフ(著)