“塁”のいろいろな読み方と例文
旧字:
読み方割合
るい55.2%
とりで27.6%
るゐ10.3%
トリデ6.9%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
そこへ、七回のうら、アールクラブの最後さいご攻撃こうげきで、最初さいしょの打者、岩田いわたが、安打で一るいに出たのだ。応援団おうえんだんが色めきたったのもむりはない。
星野くんの二塁打 (新字新仮名) / 吉田甲子太郎(著)
番頭小僧もろともにペコペコお低頭じぎをして、棚から盛んに反物たんものかつぎ出して切髪の女の前にとりでを築き立てると
が、詩人芭蕉は又一面には「世渡り」にも長じてゐた。芭蕉のるゐした諸俳人、凡兆、丈艸ぢやうさう惟然ゐねん等はいづれもこの点では芭蕉にかない。
続芭蕉雑記 (新字旧仮名) / 芥川竜之介(著)
最初に抜いた手紙は、遙かなるそのナミトリデの防備についたはじめに、おこしたものなのである。
鵠が音:03 追ひ書き (新字旧仮名) / 折口信夫釈迢空(著)