“鹿爪”の読み方と例文
読み方割合
しかつめ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
彼は鹿爪しかつめらしく左のこぶしひざにつき、腕を直角にまげ、首飾りを解き、腰掛けにどっかとまたがり、なみなみとついだ杯を右手に持ち
君等きみらみたいな高等常識を持った記者諸君に「海上の迷信」なんて鹿爪しかつめらしい、学者振った話なんか出来る柄じゃ、むろんないんだ。
難船小僧 (新字新仮名) / 夢野久作(著)
世の中はなるべく鹿爪しかつめらしく儀式張ったり騒ぎ廻ってくれる方が、見ていて大変に変化あり、かつ面白く、景気もいいようである。
めでたき風景 (新字新仮名) / 小出楢重(著)