“鹿角”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
かづの83.3%
かずの5.6%
しかづの5.6%
つぬが5.6%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
鹿角かづの郡のユルギがあり、福島県では石城いわき郡のイルギ、最上もがみ会津あいづ相州そうしゅう浦賀等のユルギのほかに、飛んで隠岐おき五箇浦ごかのうらのエリリがある。
木綿以前の事 (新字新仮名) / 柳田国男(著)
鹿角かずの郡も南部の宮川村などはネムリ流しといい(民俗学二巻七号)、北の毛馬内ではネンプタと呼んでいる。
年中行事覚書 (新字新仮名) / 柳田国男(著)
鹿角しかづの前立まえだち打ったかぶとに、黒革のよろいを着、大槍をばさんで、馬上に風を切らせて来た武者振りは、さすがに勝豊の麾下きか中第一の剛の者と見えたが、いかなる大勇も
新書太閤記:09 第九分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
しかし武内宿禰たけのうちのすくねだけは、お小さな天皇をおつれ申して、けがはらいのみそぎということをしに、近江おうみ若狹わかさをまわって、越前えちぜん鹿角つぬがというところに仮のお宮を作り、しばらくの間そこに滞在たいざいしておりました。
古事記物語 (新字新仮名) / 鈴木三重吉(著)