“鹿砦”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ろくさい85.7%
バリカアド14.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
高さは二間ばかりと覚しく、下を覗いてみると、あたかも小竹原をり払った跡らしく、削ぎ立ったおびただしい切株が絶好の鹿砦ろくさいを形造っている。
随筆 宮本武蔵 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
二つの大道のイギリス軍の防寨ぼうさいを、二つの大きな鹿砦ろくさいを、彼はことにじっとながめた。
「フランス万歳!」と、廻らぬ舌で叫びながら、コン吉とタヌが階段のあがり口に構築したがらくた道具の鹿砦バリカアドを乗り越え、押しもみひしめいて階段を押し昇って来る有様は