“鬢付”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
びんつけ50.0%
びんつ40.0%
びんつき10.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
紅がらにて染めたるジャム鬢付びんつけのやうなるバタなんぞ見る折々いつも気味わるしと思ひながら雨降る日なぞはつい門外の三田通みたどおりまでで行くにものう
矢はずぐさ (新字旧仮名) / 永井荷風(著)
「このばかけろ、このばかけろ。」といいながら、やっとのことで、鬢付びんつあぶらぽんをついに若者わかものあたまってしまいました。
てかてか頭の話 (新字新仮名) / 小川未明(著)
金襖きんぶすま立派なる御殿のうちもあやなる美しき衣裳いしょう着たる御姫様床の間に向って何やらせらるゝその鬢付びんつき襟足えりあしのしおらしさ、うしろからかぶりついてやりたき程
風流仏 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)