“びんつ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
鬢付80.0%
鬢附20.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
き油や鬢付びんつけの匂いだ。元結もっといを始終あつかっていることは、その指をみても知れる。善昌は三十二三だというのに、あの肉や肌の具合が、どうも四十以上の女らしい。
半七捕物帳:21 蝶合戦 (新字新仮名) / 岡本綺堂(著)
「伊助どん、この家に、固煉かたねりの鬢付びんつ伽羅油きゃらあぶらがあるかえ。」
村田——有名な化粧品問屋——の裏を歩くと、鬢附びんつけ油をにおいで臭く、そこにいる蝸牛まいまいつぶろもくさいと言った。
旧聞日本橋:02 町の構成 (新字新仮名) / 長谷川時雨(著)