“馳込”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
かけこ66.7%
はしりこ33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
學校歸りの子供は鞄を肩に掛け、草履袋を手に提げ、新しい帽子の徽章を光らせながら、半ば夢のやうに家の内へ馳込かけこみました。
翌朝私が眼をさますと、例の小僧がうち馳込かけこんで来て、また河岸かしのあのかしわ首縊くびくくりがある
死神 (新字新仮名) / 岡崎雪声(著)
すたすたとけたたましい出入りの跫音あしおと、四ツ五ツ入乱れて、駆出す……馳込はしりこむといったように、しかも、なすりつけたように、滅入めいって、寮のかどあわただしい。
吉原新話 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)