“馳拔”の読み方と例文
新字:馳抜
読み方割合
はせぬけ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
さげて居給へり元來もとよりたくみし事なれば天一坊の乘物も此日は此長持に引添ひきそひて來り天一坊は駕籠の中よりこゑかけ酒井殿乘打のりうち御免ごめんと云捨て馳拔はせぬけければ思はずも雅樂頭殿には天一坊にまで下座を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
持てぶら/\淺草へいでける處遠乘馬とほのりうま十四五疋烈敷はげしく乘來のりきたりしかば三吉後へにげんとするをり其の馬一疋なゝめに駈出し往來わうらいの者を踏倒す故三吉は狼狽うろたへて漸々馳拔はせぬけ諏訪町へ來り酒屋へ這入て懷中を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)