“馬返”の読み方と例文
読み方割合
うまがえ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
富士や日光山にっこうざん馬返うまがえしというのも意味は同じで、ここまで馬の背に積んできた荷物を、この沢の口でおろして小さくして、人がかるうことになっていたところなのである。
母の手毬歌 (新字新仮名) / 柳田国男(著)
馬返うまがえへんに至れば、雨ますます烈しくして男体颪なんたいおろしの強風吹きくって、うっかり足の力を抜けば、五、六町吹き返されるは請合うけあいなり。満身の力を足に集注して大谷川の沿岸をさかのぼる。