“食付”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
くっつ28.6%
くつつ28.6%
くいつ28.6%
くいつく14.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
そうかと思うと易断うらないに非常な興味をっている。石龍子せきりゅうしと尾島なにがしを大いに崇拝する。代助も二三度御相伴に、くるまで易者のもとまで食付くっついて行った事がある。
それから (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
さうかと思ふと易断うらなひに非常な興味をつてゐる。石龍子せきりうし尾島某おじまなにがしを大いに崇拝する。代助も二三度御相伴しようばんに、くるま易者えきしやもと食付くつついて行つた事がある。
それから (新字旧仮名) / 夏目漱石(著)
阿呆鳥を釣るには、小さな板のうえに、餌のついた釣針を乗せて、浪の上に流してやると、阿呆鳥は、それに食付くいついてくる。それを釣るのだ。
怪奇人造島 (新字新仮名) / 寺島柾史(著)
蝸牛ででむし角立つのだてて何の益なし、残念や無念やと癇癪かんしゃくきばめども食付くいつく所なければ、なお一段の憤悶ふんもんを増して
風流仏 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)