音律おんりつ)” の例文
ただ一剣の権化ごんげとなりきっていた武蔵は、その耳の穴から、計らざる音律おんりつ曲者くせものにしのび込まれて、途端に、われに返ってしまった、肉体と妄念のわれに戻ってしまった。
宮本武蔵:03 水の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
暖国の雪一尺以下ならば山川村里さんせんそんり立地たちどころ銀世界ぎんせかいをなし、雪の飄々へう/\翩々へん/\たるをて花にたとへ玉にくらべ、勝望美景しようばうびけいあいし、酒食しゆしよく音律おんりつたのしみへ、うつことばにつらねて称翫しようくわんするは和漢わかん古今の通例つうれいなれども