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靫
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ゆき
ふりがな文庫
“
靫
(
ゆき
)” の例文
武士たちは、こわごわちかづいて見ると、
高麗錦
(
こまにしき
)
、
呉
(
くれ
)
の
綾
(
あや
)
、
倭文織
(
しずおり
)
、
縑
(
かとり
)
、
楯
(
たて
)
、
矛
(
ほこ
)
、
靫
(
ゆき
)
、
鍬
(
くわ
)
などのたぐいで、いずれも権現から紛失した宝物であった。
雨月物語:02 現代語訳 雨月物語
(新字新仮名)
/
上田秋成
(著)
ここにアメノオシヒの命とアマツクメの命と二人が石の
靫
(
ゆき
)
を負い、
頭
(
あたま
)
が
瘤
(
こぶ
)
になつている
大刀
(
たち
)
を
佩
(
は
)
いて、強い弓を持ち立派な矢を挾んで、
御前
(
みまえ
)
に立つてお仕え申しました。
古事記:03 現代語訳 古事記
(旧字新仮名)
/
太安万侶
、
稗田阿礼
(著)
また
劍
(
つるぎ
)
や
靫
(
ゆき
)
や
巴
(
ともゑ
)
といふようなものを
模
(
も
)
してあるのも
發見
(
はつけん
)
されます。
博物館
(旧字旧仮名)
/
浜田青陵
(著)
左右の御手にも、みな
八尺
(
やさか
)
の
勾璁
(
まがたま
)
の
五百津
(
いほつ
)
の
御統
(
みすまる
)
の珠
三
を纏き持たして、
背
(
そびら
)
には
千入
(
ちのり
)
の
靫
(
ゆき
)
四
を負ひ、
平
(
ひら
)
五
には
五百入
(
いほのり
)
の
靫
(
ゆき
)
を附け、また
臂
(
ただむき
)
には
稜威
(
いづ
)
の
高鞆
(
たかとも
)
六
を取り佩ばして、
弓腹
(
ゆばら
)
振り立てて
古事記:02 校註 古事記
(その他)
/
太安万侶
、
稗田阿礼
(著)
“靫(
箙
)”の解説
箙(えびら、英: quiver)とは、矢を入れて肩や腰に掛け、携帯する容器のこと。「やなぐい」とも読む。矢筒(やづつ)、靫(ゆぎ/うつぼ)とも呼ばれる。
(出典:Wikipedia)
靫
漢検1級
部首:⾰
12画
“靫”を含む語句
靫猿
靫負
靫彦
石靫
靫負佐
靫負尉
靫負庁