“模”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
46.7%
うつ20.0%
16.7%
6.7%
かたど3.3%
まね3.3%
3.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
却々なかなか大きな犬らしい足跡だから、人間が四つん這いになって、犬の足をしたかたで、こんな跡をつけたと考えることは不可能ではない。
何者 (新字新仮名) / 江戸川乱歩(著)
もとより、団十郎の幼稚な児騙ちごだましにも似た荒事とは違うて、人間の真実な動作しうちをさながらに、うつしている七三郎の芸を十分に尊敬もすれば、恐れもした。
藤十郎の恋 (新字新仮名) / 菊池寛(著)
虻や蜂があんなにも溌剌はつらつと飛び廻っている外気のなかへも決して飛び立とうとはせず、なぜか病人である私をねている。
冬の蠅 (新字新仮名) / 梶井基次郎(著)
第二十一子しん王とし、第二十二子えいあん王とし、第二十三子けいとう王とし、第二十四子とうえい王とし、第二十五子𣟗王としたり。
運命 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)
この寝床は、イエスがベツレヘムの馬小屋で生れたときに寝床の代りをした馬槽うまぶねかたどって、ヨセフがこしらえたものであった。
聖家族 (新字新仮名) / 小山清(著)
調弄気味からかひぎみ京訛きやうなまりを一寸まねてみせて
然ルニ、高時ノ頃ニ至ツテ、政道ハミダレ、起居ハ王侯ヲス。
私本太平記:01 あしかが帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)