“静心”のいろいろな読み方と例文
旧字:靜心
読み方割合
しづこころ25.0%
しづごころ25.0%
しずごころ12.5%
しづごごろ12.5%
じょうしん12.5%
せいしん12.5%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
そこで、こうして静心しづこころでいる次第です。わたしもいくらか修業出来たというものでしょうか。
ほのほのころも、まとひたるつち熟睡うまい静心しづごころ
海潮音 (新字旧仮名) / 上田敏(著)
「馴れぬうちは淋しかろ、田舎酒いなかざけでもぬくめようか」と、西仏は飽くまで友に親切であった。を囲んで、初秋の夜の静心しずごころをたのしみ
親鸞 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
明るき午後のものとなき静心しづごごろなさ。
(新字旧仮名) / 石川啄木(著)
二品卿にほんのきょうの弟、民部卿範光という人は、後鳥羽院の寵臣であったが、つとに法然に帰依し、承元元年三月十五日五十四の時出家を遂げて静心じょうしんと号した。
法然行伝 (新字新仮名) / 中里介山(著)
一番始めには現代青年の煩悶はんもんに対する諸家の解決とある。高柳君は急に読んで見る気になった。——第一は静心せいしん工夫くふうを積めと云う注意だ。積めとはどう積むのかちっともわからない。
野分 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)