“じょうしん”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
上申55.6%
上信11.1%
上進5.6%
常信5.6%
常心5.6%
情心5.6%
浄心5.6%
静心5.6%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
だから、彼が都の省院(司法省)へ差出した裁決を乞うための上申じょうしんには、その同情と手加減が多分にめられていたのはいうまでもない。
新・水滸伝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
それが、二子ふたご山麓の、万場ばんばを発している十石街道こくかいどうであって、その道は、しばの間をくねりくねり蜿々えんえんと高原を這いのぼっていく。そして、やがては十石峠を分水嶺に、上信じょうしんの国境を越えてゆくのだ。
白蟻 (新字新仮名) / 小栗虫太郎(著)
実は私はく知りませぬが、随分男女同権という事、ある社会に於てはあるけれども、私の言うのはそういう意味ではないので、真個しんこ富国強兵の実を挙げんとせば必ずや女子の智識を開発上進じょうしん
国民教育の複本位 (新字新仮名) / 大隈重信(著)
独美の家は門人の一人が養子になっていで、二世瑞仙と称した。これは上野国こうずけのくに桐生きりゅうの人村岡善左衛門むらおかぜんざえもん常信じょうしんの二男である。名はしんあざな柔行じゅうこう、また直卿ちょくけい霧渓むけいと号した。
渋江抽斎 (新字新仮名) / 森鴎外(著)
世の常心じょうしんをもって測ることのできない、それは羅刹らせつそのものの凝慾地獄ぎょうよくじごくであった。
丹下左膳:01 乾雲坤竜の巻 (新字新仮名) / 林不忘(著)
「はてな……」と好色な孫兵衛は、もう情心じょうしんの闇に好きな痴蝶ちちょうを舞わせて、勝手な想像を心の奥でたくましゅうする。
鳴門秘帖:01 上方の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
元は知らず、未来は知らず、今、涙橋の上に、うっ伏している間のお綱は、まことに浄心じょうしん純情な女であった。
鳴門秘帖:02 江戸の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
二品卿にほんのきょうの弟、民部卿範光という人は、後鳥羽院の寵臣であったが、つとに法然に帰依し、承元元年三月十五日五十四の時出家を遂げて静心じょうしんと号した。
法然行伝 (新字新仮名) / 中里介山(著)