“雲泥”の読み方と例文
読み方割合
うんでい100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
すなわち花はまこと美麗びれいで、つ趣味にんだ生殖器であって、動物のみにくい生殖器とは雲泥うんでいの差があり、とてもくらべものにはならない。
植物知識 (新字新仮名) / 牧野富太郎(著)
そして女世帯らしい細やかさとにおいとが、家じゅうに満ちていて、どこからどこまで乱雑で薄汚ない彼の家とは雲泥うんでい相違そういだった。
星座 (新字新仮名) / 有島武郎(著)
されどよほど彩色等丁寧になり、昔わが子供(六十年前)時代の浅草紙にて張れる疎雑そざつなる色彩のものとは雲泥うんでいの相違にて上等となつた。
江戸の玩具 (新字旧仮名) / 淡島寒月(著)