雪荒ゆきあれ)” の例文
身をのごはずきるものをあらため雪ふらずとも簑笠みのかさ也、あるひはいかなる雪荒ゆきあれにもいとふ事なくかねうちならしつゝゆく。
たいまつもなかるべし、かんじきも入るやうになりしぞ、それも持来もちきたれりといふも、西おとしの雪荒ゆきあれにてよくもきこえず。
かくてもあられねばなく/\焼残やけのこりたるつなをしるしにもち、くらにたいまつもなく雪荒ゆきあれふかれつゝなみだもこほるばかりにてなく/\立かへりしが、をつと死骸しがいさへ見えざりしと