“雙方”の読み方と例文
新字:双方
読み方割合
さうはう100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
家内かないが。)(家内かないが。)と雙方さうはう同音どうおんつたが==毎々まい/\世話せわに==とふべきところを、同時どうじ兩方りやうはうでのみみの一寸ちよつと默然だんまり
みつ柏 (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
はづかしくもなくくこんな莫迦ばかげたことかれたものだ』とグリフォンがしました。彼等かれら雙方さうはうともだまつたまゝすわつてあはれなあいちやんをてゐました。
愛ちやんの夢物語 (旧字旧仮名) / ルイス・キャロル(著)
嫁入よめいつたは三年さんねんまへ其當座そのたうざごくなかもよう御座ございましたし雙方さうはう苦情くじやうかつたので御座ございますけれど、れるといふはことわることで、おたがわがまゝの生地きぢまゐります
この子 (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)