雑草ざつさう)” の例文
旧字:雜草
たけよりたかい一めん雑草ざつさうなかに、三本みもと五本いつもとまた七本なゝもとあはむらさきつゆながるゝばかり、かつところに、くきたか見事みごと桔梗ききやうが、——まことに、桔梗色ききやういろいたのであつた。
十和田湖 (新字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
岬の雑草ざつさうと雲のあざやかさ汽笛ふえ太く吼えて挨拶す汽船ふね
海阪 (新字旧仮名) / 北原白秋(著)