“鎖鑰”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
さやく63.6%
かきがね9.1%
かけがね9.1%
じょう9.1%
じょうかぎ9.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
身をもって北門警備の鎖鑰さやくたらんとするわれらを見すてることは、天、人とともに許されまい、われらにとっては起死回生の——
石狩川 (新字新仮名) / 本庄陸男(著)
女「ハイ御用があったらお手を、此の開きは内から鎖鑰かきがねが掛りますから」
真景累ヶ淵 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
とても助かりそうは無い……まアこれ表の鎖鑰かけがねを掛けろ、たれも這入ってはまいが、し来ては成らぬから締りをして参れ、これ誠に気の毒な事だけれども、わしも刃物で切込まれるから
敵討札所の霊験 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
鎖鑰じょうけてはくれなかった。自然はなかなか秘密がっていて
殺婦長者既に多くの妻を先立てし罪業をおそれ、新妻を娶るとぐさま所有あらゆる鎖鑰じょうかぎを彼女にわたし、わが家の旧法仏僧に帰依すれば、汝も随時僧に給事して、おこたるなかれというた。