“鋸草”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
のこぎりそう66.7%
のこぎりさう33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
歯朶しだ、毛蕊花、毒人参どくにんじん鋸草のこぎりそう、じきたりす、丈高い雑草、淡緑のラシャのような広い葉がある斑点のついた大きな植物、蜥蜴とかげ甲虫かぶとむし、足の早い臆病おくびょう昆虫こんちゅうなど、様々なものを呼び集め
図376は苫小牧にある古い旅館で、その屋根には、我々が見る多くの家と同様、草が生えている。屋根に西洋鋸草のこぎりそうその他の雑草や野生の植物が、いい勢で繁茂しているのは、不思議な光景である。
馬車は行き過ぎてその事かなはず、彼少女が窻の外におもしろき花の咲けるに心づきて、其名を問へば、鋸草のこぎりさうなりといふに、少女の風流思ひやられて、句一つ読みたれども難あれば載せず。
三日幻境 (新字旧仮名) / 北村透谷(著)