“鋸歯”のいろいろな読み方と例文
旧字:鋸齒
読み方割合
きょし71.4%
きよし14.3%
のこぎりば14.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
恐ろしい形の山で、稜線が鋸歯きょし状に深く切れこんでいて、いかにも峨々という言葉が文字どおりにあてはまるような山の形である。
黒い月の世界 (新字新仮名) / 中谷宇吉郎(著)
案ずるにこれこの所の海底鋸歯きよしの如き巌石より成れるが故に、その巌石の上をあちこち押し遣られし木片は、此の如くそゝけ立つならん。潮流は海潮の漲落に従ひて変ず。
うづしほ (新字旧仮名) / エドガー・アラン・ポー(著)
げんのしようこ牻牛児ぼうぎゅうじ。植物。草の名。野生やせいにして葉は五つに分れ鋸歯のこぎりばの如ききざみありて長さ一すんばかり、対生たいせいす。
矢はずぐさ (新字旧仮名) / 永井荷風(著)