“鋒尖”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ほこさき50.0%
きっさき33.3%
きつさき16.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
世をのろあまって、意地悪く吐出す罵倒や嘲笑ちょうしょう鋒尖ほこさきを彼女は全身に刺し込まれても、ただ情無く我慢するだけ、苦鳴の声さえ聞取られるのに憶している。
食魔 (新字新仮名) / 岡本かの子(著)
悪事をいたすくらいの侍ゆえ腕におぼえが有ると見え、ひらりと飛び上りながらスーッとまた長刀を引抜き、仙太郎の鼻の先へ、ひらめくところの鋒尖きっさきを突き附けられ
しかし折れて電光の如くおどつた鋒尖きつさきはマス君のパンタロンはげしくいたに過ぎなかつた。人人は奇蹟の様に感じてホツと気息いきをついた。
巴里より (新字旧仮名) / 与謝野寛与謝野晶子(著)