“醜聞”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
スキャンダル42.9%
しゅうぶん35.7%
スカンダアル14.3%
スカンダル7.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
この種富豪階級にありふれた醜聞スキャンダルの、たまたま刑事事件にまで発展した以外の何物でもないと思われることは、同家雇人たちの異口同音
陰獣トリステサ (新字新仮名) / 橘外男(著)
村では眼ぼしい人、例えば村社の神主、収入役、それから長友先生などすべて、この不名誉な醜聞しゅうぶんの被疑者として、被害を受けねばならなかった。
南方郵信 (新字新仮名) / 中村地平(著)
のみならずついでを以て、そう云う名士たちの醜聞スカンダアルを面白そうに話してくれた。
路上 (新字新仮名) / 芥川竜之介(著)
ジョン・リードの若いアメリカの眼は、この深さを理解し、民族のあらゆる天才と醜聞スカンダルの孵卵場をそこに認めたのではなかったろうか。
モスクワ印象記 (新字新仮名) / 宮本百合子(著)