“連忙”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
いそがわ33.3%
あわただ33.3%
いそが33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
小脇に弓矢をかかへしまま、側目わきめもふらず走り過ぎんとするに。聴水は連忙いそがわしく呼び止めて、「喃々のうのう、黒衣ぬし待ちたまへ」と、声をかくれば。
こがね丸 (新字旧仮名) / 巌谷小波(著)
四八じゆこそ鬼になり給ひつれと、連忙あわただしく逃げさりぬるのちは、よな々里に下りて人を四九驚殺おどし、或は墓をあばきてなま々しきかばねくらふありさま、まことに鬼といふものは昔物がたりには聞きもしつれど
黄金丸はひざを進め、「こは耳寄りなることかな、その医師とは何処いずこたれぞ」ト、連忙いそがはしく問へば、鷲郎はこたへて、「さればよ。某今日里に遊びて、古き友達に邂逅めぐりあひけるが。 ...
こがね丸 (新字旧仮名) / 巌谷小波(著)