“越年”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
をつねん40.0%
おつねん40.0%
えつねん20.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
つれて、再びあちらへ渡り、マオカで越年をつねんしながら、東京の或新聞に長篇の小説を書いて送りたいのだし——
泡鳴五部作:03 放浪 (旧字旧仮名) / 岩野泡鳴(著)
人は二十日はつか足らずの目のさきに春を控えた。いちに生きるものは、忙しからんとしている。越年おつねんはかりごとは貧者のこうべに落ちた。
三四郎 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
演芸会は比較的さむい時に開かれた。としは漸く押しつまつてる。人は二十日はつか足らずのさきはるを控えた。いちきるものは、いそがしからんとしてゐる。越年えつねんはかりごと貧者ひんしやかうべに落ちた。
三四郎 (新字旧仮名) / 夏目漱石(著)