“貼紙”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
はりがみ91.2%
びら2.9%
ペーパ2.9%
ペーパー2.9%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
伊太利亜イタリア名家のえがける絵のほとんど真黒まくろになりたるを掛けあり。壁の貼紙はりがみは明色、ほとんど白色にして隠起いんきせる模様および金箔きんぱくの装飾を施せり。
鶫うどん、鶫蕎麦そばと蕎麦屋までが貼紙びらを張る。ただし安価やすくない。何のわん、どのはちに使っても、おんあつもの、おん小蓋こぶたの見識で。
眉かくしの霊 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
マツチの貼紙ペーパを集むる既に一年、約三五千枚を得たり。異日積集大成して、天下に誇らんと欲すと。是の如きの類、或は學者の如く、或は好事家の如く、或は畸人の如きものが甚だ少くない。
努力論 (旧字旧仮名) / 幸田露伴(著)
貼紙ペーパーを見給え。膃肭獣おっとせいだよ。膃肭獣の缶詰さ。——あなたは気のふさぐのが病だって云うから、これを一つ献上します。産前、産後、婦人病一切いっさいによろしい。
奇怪な再会 (新字新仮名) / 芥川竜之介(著)