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豁
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ひら
ふりがな文庫
“
豁
(
ひら
)” の例文
この無限の歴史が、乃ち我等人間の歴史であると思ふと、急に胸が
豁
(
ひら
)
いた樣な感じがする。無限無際の生命ある『人間』に、三千年位の墮落は何でもないではないか。
葬列
(旧字旧仮名)
/
石川啄木
(著)
山の
爺
(
おじ
)
が雲から
覗
(
のぞ
)
く。眼界
濶然
(
かつぜん
)
として目黒に
豁
(
ひら
)
け、大崎に伸び、
伊皿子
(
いさらご
)
かけて一渡り
麻布
(
あざぶ
)
を望む。
白金之絵図
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
而して再びその暗が
豁
(
ひら
)
けた時、汽車は既に故郷の殘影である燈火の群から遠く
駛
(
はし
)
つてゐた。
受験生の手記
(旧字旧仮名)
/
久米正雄
(著)
この無限の歴史が、乃ち我等人間の歴史であると思ふと、急に胸が
豁
(
ひら
)
いた様な感じがする。無限無際の生命ある『人間』に、三千年位の堕落は何でもないではないか。
葬列
(新字旧仮名)
/
石川啄木
(著)
豁
漢検1級
部首:⾕
17画
“豁”を含む語句
豁然
開豁
豁達
快豁
豁如
豁然大悟
雄毅開豁
一望開豁
豁開
豁達豪放
豁達気
豁谷
豁破
豁然智度
豁旦
豁川
豁如軒