“諏訪社”の読み方と例文
読み方割合
すわしゃ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
当日は村民一同夜のひきあけに氏神諏訪社すわしゃへの参詣さんけいを済まして来て、まず吉例として本陣の門口に集まった。
夜明け前:01 第一部上 (新字新仮名) / 島崎藤村(著)
馬籠町内の旧組頭笹屋庄助ささやしょうすけはその後の山林事件の成り行きと村方養蚕奨励の話なぞを持って、荒町あらまち禰宜ねぎ松下千里は村社諏訪社すわしゃの祭礼復興の話を持ってというふうに。
夜明け前:04 第二部下 (新字新仮名) / 島崎藤村(著)
村社諏訪社すわしゃの神前に無事帰村したことを告げて置いて、やがて半蔵は社頭の鳥居に近いすぎ切り株の上に息をついた。暑い峠道を踏んで来た平兵衛も、そこいらに腰をおろす。
夜明け前:03 第二部上 (新字新仮名) / 島崎藤村(著)