“読誦”のいろいろな読み方と例文
旧字:讀誦
読み方割合
どくじゅ61.5%
どくじゆ15.4%
どくしょう11.5%
とくしょう7.7%
ずしょう3.8%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
昔から秘蔵真言分(ひぞうしんごんぶん)と称せられて、一般に翻訳されずに、そのままに読誦(どくじゅ)せられつつ、非常に尊重され、重要視されているのであります。
般若心経講義 (新字新仮名) / 高神覚昇(著)
右に依れば、里(さと)落命致し候は、私検脈後一時(ひととき)の間と相見え、巳(み)の上刻には、篠既に乱心の体にて、娘死骸を掻き抱き、声高(こわだか)に何やら、蛮音(ばんいん)の経文読誦(どくじゆ)致し居りし由に御座候。
尾形了斎覚え書 (新字旧仮名) / 芥川竜之介(著)
主人は少からざる尊敬をもって反覆読誦(どくしょう)した書翰(しょかん)の差出人が金箔(きんぱく)つきの狂人であると知ってから、最前の熱心と苦心が何だか無駄骨のような気がして腹立たしくもあり
吾輩は猫である (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
一心不乱に経文を読誦(とくしょう)しながら、絶え間なく伏せ鉦(がね)を叩(たた)きつづけ、誰が言葉をかけても、憑(つ)きものがしたように振り向きもしなかった。
暗黒星 (新字新仮名) / 江戸川乱歩(著)
そこにはむらさきの小袖に茶苧(ちゃう)の袴をつけた美少年が殊勝げに経巻を読誦(ずしょう)している。
島原の夢 (新字新仮名) / 岡本綺堂(著)