誕生日たんじょうび)” の例文
きょうは、この王子の誕生日たんじょうびだったのです。それで、こんなににぎやかに、お祝いの会が開かれているのでした。水夫たちが、甲板かんぱんおどりをはじめました。
生まれつきのおしではなかったが、四度目の誕生日たんじょうびをむかえるすこしまえに、病気でものを言う力をうしなった。この不幸ふこうは、でも幸せとかの女のちえをそこないはしなかった。
朝餐あさめしの午餐は赤の飯だ。今日は細君の誕生日たんじょうびである。昨日何か手に隠して持って来たのを、開けて見たら白髪しらがが三本だった。彼女にも白髪がえたのだ。余は十四五から五本や十本の白髪はあった。
みみずのたはこと (新字新仮名) / 徳冨健次郎徳冨蘆花(著)
「きょうはあたしのお誕生日たんじょうび。」
少年 (新字新仮名) / 芥川竜之介(著)
その日は、マリーちゃんのお誕生日たんじょうびでした。マリーちゃんにとっては、いちばん楽しい日のような気がしました。小さなお友だちが、大ぜいあそびにきました。
きょうはわたしの誕生日たんじょうびなのですよ。それでそのお祝いに、ご主人からうわおいぐつを一足いっそくあずけられました。そしてそれを人間のなかまにやってくれというのです。
それに、きょうは、この人形の誕生日たんじょうびだしするから、おくものも、きっと、うんとたくさんくるよ
誕生日たんじょうびが、ちょうど冬の最中でしたから、このお姫さまは、おねえさまたちとはちがったものを見ました。海は、すっかりみどり色になっていて、まわりには大きな氷山がうかんでいました。
その子は、誕生日たんじょうびのお祝いに、すずの兵隊さんたちをもらったのです。