詰寄つめよせ)” の例文
聞より名主の後家ごけお深は急立せきたちナニ九助殿貴樣きさまは親類といひ念頃ねんごろなかわかでも惣内は村役も致す者滿座まんざの中での泥坊どろばうよばはり酒興しゆきようと云てはすみませぬと詰寄つめよせるを
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
とらへて詮議すべしと又々本堂へ立歸りコリヤ和尚をしやうかくしたるに相違あるまじサア早く出せたゞし又何れへ落したるや明白めいはくに云へばし云はぬに於ては此方にも了簡れうけんが有るぞと詰寄つめよせけれども住持はなほじやくとして只今申せし通り少しも知らぬことなり然るを
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)