註文ちゆうもん)” の例文
それでも、どうにかして赫映姫かぐやひめ自分じぶんつまにしようと覺悟かくごした五人ごにんは、それ/″\いろいろの工夫くふうをして註文ちゆうもんしなつけようとしました。
竹取物語 (旧字旧仮名) / 和田万吉(著)
「下らない争をして、註文ちゆうもんの瓦をやく事を、すつかり忘れてしまつた。もう、こんな下らない競争は、よしませう。」
にらめつくらの鬼瓦 (新字旧仮名) / 沖野岩三郎(著)
広場一面に人立ちがして、それ/″\、ねこだの馬だの犬だの花だの筆だのと、いろんな註文ちゆうもんを出しました。するとハボンスのシャボン玉は、いはれる通りのものになつて飛んでいきました。
シャボン玉 (新字旧仮名) / 豊島与志雄(著)
ごくとくべつの場合には、註文ちゆうもんをした妖精が寸法を合はせに来たり、服地やら、スタイルやらをえらびに、自分から出かけてくることもありますが、そんなことは、さう、たび/\ではありません。
虹猫と木精 (新字旧仮名) / 宮原晃一郎(著)
第一番だいいちばんに、石造皇子いしつくりのみこはずるいほうさいのあつたかたですから、註文ちゆうもんほとけ御石みいしはちりに天竺てんじくつたようにせかけて、三年さんねんばかりたつて
竹取物語 (旧字旧仮名) / 和田万吉(著)
ところが、立派りつぱひかりのあるはずのはち螢火ほたるびほどのひかりもないので、すぐに註文ちゆうもんちがひといつてねつけられてしまひました。
竹取物語 (旧字旧仮名) / 和田万吉(著)