“螢火”のいろいろな読み方と例文
新字:蛍火
読み方割合
ほたるび44.4%
けいくわ22.2%
ほたるひ22.2%
けいか11.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
ところが、立派りつぱひかりのあるはずのはち螢火ほたるびほどのひかりもないので、すぐに註文ちゆうもんちがひといつてねつけられてしまひました。
竹取物語 (旧字旧仮名) / 和田万吉(著)
数日処をうつさず、一日暴風ばううに水まして光りし物所をうしなふ、のち四五町川下に光りある物螢火けいくわの如し。
大小ともに此御はちといふあたりをさらずして、飛行ひぎやうする㕝あるひはゆるやか、あるひははしる、そのさま心ありてあそぶが如し。其ひかりは螢火ほたるひの色にたり。つよくも光り、よはくもひかるあり。
「参考の為めに話して聞かせようか。入学試験に出るかも知れないよ。車胤しゃいん、貧にして常に油を得ず。夏月かげつ練嚢れんのうに数十の螢火けいかを盛り、書をてらして読む。夜を以て日に継ぐ。うだね?」
嫁取婿取 (新字新仮名) / 佐々木邦(著)